映画「PERFECT DAYS」鑑賞。
ヴィム・ヴェンダース作品といえば「PARIS、TEXAS」 パリテキも好きな映画でしたが、ある日の工場で聴いたFM cocolo 「ciao!765」の映画短評を聴いたことがトドメとなり映画館へ向かったのでした。
滋賀県に居を移してから、近いといえどやはり京都の華やかな様子は、sns等で見るにつけ、羨んだり切なく感じたりするものでした。しかし、劇中の平山の暮らしや仕事ぶりは、自分のそんな性格がちっぽけだなと思わせてくれるほど、「自分」というものがしっかりと根をおろしていました。
他がどうであれ、自分のやるべき事、守るべき者、好きな事を自信持って行うことの尊さや、多くを持たない、求めない、足るを知る清々しさがその暮らしには満ちてるようで、今の自分にストンと気持ちよく届いたのでした。
とりわけ目移りしやすい性格の自分は、どうも物が増えやすく、捨てられないジレンマを抱えてて、ここら辺も少しずつ直していかないと。とか、自分が進むべき方向、やるべき事を惑わされずに着々と準備していかないと。なんて事を改めて気づかせてくれたヴィム・ベンダースと平山さんに感謝申し上げる次第です。